更新日: 2025/07/10

tableアイコンおすすめの機能性接着剤の受託加工(製造)業者比較表

会社名リンク小分け充填上場企業材質品質管理特殊素材への対応
室町ケミカル株式会社
引用元:https://www.kinou-jutaku.com/

シリンジ充填可能
・エポキシ系接着剤
・導電性接着剤
・ホットメルト系接着剤
・シアノアクリレート系接着剤
・UV硬化型接着剤
・アクリル系接着剤
・ウレタン系接着剤
・クリーンルームでの小分け作業
・ペーストに合わせた脱包機
・イエローランプ環境
・少量危険物製造所(防爆室)
株式会社レヂテックス
引用元:https://www.regitex.co.jp/

水溶性接着剤記載なし記載なし
株式会社サンユ技工
引用元:https://www.sanyu-gikou.co.jp/

・工業用接着剤
・ホットメルト系接着剤
・UV硬化樹脂
充実した検査機器記載なし

機能性接着剤の受託加工(製造)でおすすめの業者を紹介します!

機能性接着剤の加工や製造を検討する際には、自社開発や受託加工(製造)という選択肢があります。独自の機能性接着剤を求めている企業や、設備面や技術面でのリソース不足に悩む企業は、受託加工を利用するのがおすすめです。

しかし、機能性接着剤の受託加工を依頼する場合、対応可能な企業も多く、それぞれ得意な分野や加工技術などもさまざまなので、

  • ・どの業者に依頼すればいいの?
  • ・どんな加工技術や対応素材があるの?
  • ・なにを優先すればいいの?

といった疑問や課題が生まれると思います。

そこで当サイトでは、機能性接着剤の受託加工を検討している企業の方の疑問や課題解決に役立つ情報をまとめてご紹介しています。

設備環境や実績など、こだわりで選ぶおすすめの機能性接着剤の受託加工業者や、受託加工を行ううえで知っておきたい情報のほか、WEBアンケートを実施して実際に機能性接着剤の受託加工業者を利用した方の口コミや評判もまとめてご紹介しています。ぜひ当サイトの情報を参考に、受託加工を依頼し、自社の製品開発をスムーズに進められるようにしましょう。

機能性接着剤の受託加工(製造)業者おすすめ3選!業者の選び方を詳しく解説のアイコン 機能性接着剤の受託加工(製造)おすすめ業者3選

室町ケミカル株式会社

室町ケミカル株式会社の画像 引用元:https://www.kinou-jutaku.com/

おすすめポイント

  • Point

    試作〜量産・小分けまでスムーズな一貫体制

  • Point

    高度な設備による安定した品質

  • Point

    上場企業ならではの信頼性と柔軟な対応

高品質&柔軟対応!一貫体制と技術力で選ばれる受託加工業者

接着剤受託加工(製造)における老舗企業である室町ケミカル株式会社は、試作から量産、小分けまで一貫体制で対応していることが特徴です。クリーンルーム内での小分けや、真空・遠心脱泡機など高度な設備を完備し、材質やロットを問わず高品質のペーストを安定して製造できます。また、少量試作にも柔軟に対応してくれるため、研究開発段階からの依頼にもおすすめです。

室町ケミカル株式会社を動画で紹介!

室町ケミカル株式会社の基本情報

材質・エポキシ系接着剤
・導電性接着剤
・ホットメルト系接着剤
・シアノアクリレート系接着剤
・UV硬化型接着剤
・アクリル系接着剤
・ウレタン系接着剤
小分け充填⚪︎
シリンジ充填可能
上場企業⚪︎
品質管理・クリーンルームでの小分け作業
・ペーストに合わせた脱包機
特殊素材への対応・イエローランプ環境
・少量危険物製造所(防爆室)
会社情報室町ケミカル株式会社
東京都千代田区神田駿河台3丁目4番地 龍名館本店ビル5階
工場所在地茨城県下妻市高道祖4219番2号

株式会社レヂテックス

株式会社レヂテックスの画像 引用元:https://www.regitex.co.jp/

おすすめポイント

  • Point

    環境に配慮した自然由来の接着剤

  • Point

    低刺激で労働環境を守ってくれる

  • Point

    ニーズに合わせたカスタマイズ対応も可能

水性接着剤に特化!人と環境にやさしいモノづくりを支援

株式会社レヂテックスは、水性・水溶性接着剤に特化した加工(製造)受託業者です。自然由来の原料を使用しており、環境に配慮した製品づくりやSDGsの意識が高い企業に最適です。人体に低刺激で安全性が高いとされており、作業現場の労働環境改善にも貢献するでしょう。

株式会社レヂテックスの基本情報

材質水溶性接着剤
小分け充填
上場企業
品質管理記載なし
特殊素材への対応記載なし
会社情報株式会社レヂテックス
神奈川県厚木市上依知1411-2
工場所在地神奈川県厚木市上依知1411-3 ほか

株式会社サンユ技工

サンユ技巧の画像 引用元:https://www.sanyu-gikou.co.jp/

おすすめポイント

  • Point

    自社ブランドを持たない受託特化型

  • Point

    多品種・多ロットに対応できる生産ライン

  • Point

    品質管理部門を独立させた万全の管理体制

受託製造に特化した職人肌!幅広い製品に対応できる技術力が強み

株式会社サンユ技工は、自社ブランドを持たず受託製造に特化してきた職人気質の加工(製造)受託業者です。長年の受託実績で培ったノウハウと、多様な製品に対応できる柔軟な生産ラインを兼ね備えています。さらに、品質管理部門を製造部門と独立させることで、精度の高い品質管理体制を実現しています。

株式会社サンユ技工の基本情報

材質・工業用接着剤
・ホットメルト系接着剤
・UV硬化樹脂
小分け充填
上場企業
品質管理充実した検査機器
特殊素材への対応記載なし
会社情報滋賀県湖南市小砂町4番地8
工場所在地株式会社サンユ技工
滋賀県湖南市岩根136番97 ほか

テキストコンテンツアイコン 機能性接着剤の受託加工(製造)業者について

「自社製品の製造を委託するとしたら、どのようなタイミングが適していると思いますか?」Webアンケートで調査!

製品開発や量産の過程で、「いつから外部の委託先に頼るべきか」は多くのメーカーが悩むポイントです。そこで当サイトでは、製品製造の委託をするタイミングについて、WEBアンケートを実施しました。今後、製造委託を考えている方にとって、タイミングを見極める参考になれば幸いです。

「自社製品の製造を委託するとしたら、どのようなタイミングが適していると思いますか?」のアンケート画像

第1位は「製品の量産化に課題を感じたとき」でした。

試作段階までは社内で対応できても、量産フェーズで設備や人手の限界に直面する企業が多いです。とくに接着剤や機能性ペーストなどの分野では、安定した品質と大量処理を両立するには相応のノウハウが必要となるため、製造ラインの立ち上げを外部に委託することが現実的な選択肢となるようです。

第2位は「試作など少量だけを生産したいとき」でした。

初期ロットの段階では社内ラインを動かすほどではないというケースも多いことから、委託を考えるタイミングになるようです。そういったニーズがある場合は、少量試作にも柔軟に対応できる委託先を選ぶことで、開発段階から量産までをスムーズに移行できます。

第3位は「生産ラインの人手が不足しているとき」でした。

慢性的な人手不足は多くの製造現場で課題となっており、外部委託によって工程の一部を切りはなすことで、効率的なライン運用を目指す動きが広がっています。

さらに第4位・5位には「技術面での不安があるとき」「原材料や処方の扱いが難しいとき」がランクイン。自社では対応が難しい素材やプロセスを必要とする場合、真空脱泡機・遠心脱泡機などの専用設備を持ち、材質にかかわらず高品質な製造ができる受託企業の存在が心強い味方となるでしょう。

アンケートの結果からもわかるように、委託を検討するタイミングは「量産」「試作」「技術面の課題」といったさまざまなフェーズにまたがっています。大切なのは、どのタイミングでも柔軟に寄り添ってくれるパートナーを見つけることです。

自社製品の製造委託において重要視するポイントは何ですか?

製造委託を検討するタイミングとあわせて、「実際に外部委託をする際、何を重視するのか」についても調査を行いました。

「自社製品の製造委託において重要視するポイントは何ですか?」のアンケート画像

第1位は「品質管理の体制が整っている」でした。

自社製品を外部に任せる以上、品質が社内基準を満たすかどうかは最重要項目となります。クリーンルームの完備や厳密な検査体制など、品質管理の実績が明確な企業が選ばれる傾向にあるようです。たとえば、上場企業として長年の信頼を築いてきた受託メーカーであれば、外部審査をクリアしてきた高い品質管理水準が安心材料となるでしょう。

第2位は「製造工程を一貫して任せられる」でした。

工程ごとに異なる業者に依頼すると、管理コストや納期リスクが増大してしまうため、一社で完結できる体制は委託先を選ぶ上で大きな魅力となっています。

第3位は「ロット数や納期の対応が柔軟」でした。

とくに中小規模のメーカーでは「少量で多くの品種を取り揃えること」や「短い納期での対応」が求められる場面も多く、柔軟な対応力が委託先選定のカギを握っていることがわかります。

さらに第4位・5位には「試作〜量産化までできる柔軟な製造環境」「自社原料や特殊な材料への対応力が高い」がランクインしました。

実際の委託では、ただ作るだけでなく“どう作るか”を一緒に考えてくれる提案力や技術対応力も求められているようです。高度な設備に加え、材質や原料に制限を設けず対応できる企業であれば、特殊な処方や厳しい要求仕様にも応えやすいといえるでしょう。

このように、製造委託においてはタイミングだけでなく、パートナーとなる企業の体制や柔軟性が重要視されていることがアンケート結果から見えてきました。

次の見出しでは、こうした視点をもとに「製造委託先の選び方」について詳しく解説していきますので、委託を検討されている方はぜひチェックしてくださいね。

機能性接着剤の受託加工(製造)業者の選び方

「機能性接着剤の受託加工(製造)業者の選び方」の見出し画像

機能性接着剤の受託加工(製造)を検討する際、加工技術や設備といった、さまざまなポイントから加工業者を選定する必要があります。まずは、そんな機能性接着剤の受託加工(製造)業者を選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介します。

製品の特性に合った設備環境が整っている

機能性接着剤の受託加工(製造)においては、製品ごとの処方や性状に応じた設備環境が整っているかが重要な選定基準のひとつといえます。なかでも、混合・分散から脱泡、検査、小分けまでを一貫して対応できる体制を整えている業者であれば、工程ごとの委託先を分ける必要がなく、品質の安定性や納期の確実性といった面でも安心感があるでしょう。

とくに、真空自公転脱泡機や遠心脱泡機など、高粘度や気泡混入リスクのある製品に適した装置があるかどうかは、チェックしたいポイントです。また、クリーンルーム内での小分け作業や、イエローランプ環境下での製造・小分けが可能な設備も整えている業者であれば、さまざまなケースに対応してもらえるので依頼しやすいでしょう。

小ロットや量産対応など柔軟な対応実績がある

機能性接着剤の受託加工(製造)業者選びでは、少ロットから大ロットまで、幅広い対応が可能であるかどうかを確認しておきましょう。とくに、大手ペースト製造メーカーでは対応が難しい中量生産に対応できる業者であれば、開発初期から実用化までの工程を一貫して任せることが可能であり、さまざまな部分でサポートを受けることができるはずです。これまでの実績なども確認しながら、柔軟性の面でも信頼できる業者を選びましょう。

会社としての信頼性が高い

受託加工(製造)を委託する際は、設備や技術だけでなく、企業としての信頼性も重要なポイントとなります。とくに、長期的な供給体制を構築したり、一定の品質を保ったりするためには、経営基盤が安定した業者への依頼が安心です。

経営の安定性や信頼性については、上場企業であるかどうかを基準として判断しましょう。上場企業であることは、財務面でも法令遵守の面でも一定の信頼があることの証明となり、長期的に見ても不安を感じにくいです。

独自処方や幅広い素材への対応力がある

既存の製造レシピがあっても、それを実現するための設備や処理工程が自社にないという課題を抱える企業も少なくありません。たとえば、ペーストにフィルターをかけて異物を除去したい場合や、2液性の材料を1液化したい場合など、素材や方法が明確でも技術や処方や工程に柔軟に対応できる業者であれば、そうした技術的な課題にもきめ細かく対応してくれます。ぜひ独自処方や幅広い素材への対応力やノウハウのある業者に依頼し、最適な機能性接着剤を製造しましょう。

委託してほしい範囲をカバーしている

受託加工(製造)を依頼する際は、委託したい工程や処理内容が業者の対応範囲に含まれているかを事前に確認しましょう。すべての製造を一貫して行っている業者であれば、さまざまな対応ができるため、委託したい範囲をカバーしてくれるはずです。できることや対応できる範囲の詳細は、各業者の公式サイトをチェックしたり、お問い合わせをしたりして確認してみてください。

POINT / ポイント

幅広い製造に対応できる設備がある業者がおすすめ

上場企業などの安心できる業者に依頼しよう

機能性接着剤の受託加工(製造)業者を決める上での注意点

「機能性接着剤の受託加工(製造)業者を決める上での注意点」の見出し画像

機能性接着剤の受託加工(製造)業者を決める際には、いくつか注意したいポイントがあります。万が一加工業者が適切でない対応をした場合、依頼する側にさまざまなリスクがあるのです。ここでは、業者を決定する際の注意点をご紹介します。

異物混入やほこりを防ぐクリーンルーム内での作業が大事

機能性接着剤の受託加工(製造)業者を選ぶ際には、クリーンルーム内での作業ができるかどうかを必ず確かめておきましょう。接着剤の排出口が髪の毛くらいの細さであるため、接着剤内にほこりなどがあると詰まってしまうリスクがあり、クリーンルームで作業ができない場合そのリスクはさらに高まってしまうからです。

このような場合、接着剤の空打ちによって中身のないまま納品してしまう可能性が考えられます。製造に関するリスクをできるだけ軽減し、確実な製品を納品するためにも、クリーンルーム内で作業できる業者を利用しましょう。

脱泡が完璧でないと接着剤の空打ちに繋がる

製品の品質を保つために注意したいポイントとして、完璧な脱泡ができる設備を有しているかどうかも挙げられます。そのような設備がない場合、接着剤内に空気が含まれたまま排出されてしまうリスクがあり、品質の低下を招いてしまう恐れがあるからです。

さらに、接着剤の空打ちによって中身のないまま納品してしまう可能性も考えられます。これらを防ぎ、つねに高品質な高機能接着剤を製造するためには、真空自公転脱泡機、遠心脱泡機など完璧な脱泡ができる設備を持つ業者に依頼しましょう。設備については各業者の公式サイトなどで確認できるので、参考にしてみてください。

UVレジンなどの特殊な素材は専用の設備が必要

たとえばUVレジンなどは紫外線で固まる性質があり、製造には専用の設備が必要となります。対策をしていない環境下ではうまく製造できず、品質の低下を招いてしまうこともあるでしょう。そのため、特殊な素材を扱う場合は、専用の設備を用意してくれる業者に依頼するのがおすすめです。

UVレジンの場合は、紫外線のないイエローランプ下作業を行うことができるかどうかなどを確認したうえで、業者選びをしてみてください。

POINT / ポイント

クリーンルームなどの設備が整っている業者を選ぼう

特殊な素材にも対応できる設備がある業者が安心

外注?内製?機能性接着剤の加工・製造を委託するメリット

「外注?内製?機能性接着剤の加工・製造を委託するメリット」の見出し画像

機能性接着剤の加工・製造は、自社で対応する方法や外注する方法などがありますが、受託加工(製造)業者に依頼することでさまざまなメリットがあります。ここでは、委託するメリットをご紹介するので、加工や製造の手段に悩む方はぜひチェックしてみてください。

設備投資のコストカットができる

受託最大の大きなメリットとして、設備投資のコストカットができることが挙げられます。製造にはさまざまな設備や専門の人材などが必要であり、すべてを自社で揃えようとすると莫大な費用がかかってしまうことがあるのです。

その点受託製造をすれば、既存の設備や技術を活用して加工や製造をしてくれるため、自社で用意する必要がなく初期費用を大幅に抑えられます。 コストカットをした分は製品開発などに回すことができるので、より効率的に開発を進めることができるでしょう。

スケールアップをスムーズに進められる

機能性接着剤の加工・製造を委託することは、スケールアップをスムーズに進められることにも繋がります。なぜなら業者には豊富なノウハウや経験があり、短期間で高品質な製品を次々に生産する技術力があるからです。

急な生産依頼にも対応することができるので、スケールアップを進めていくなかでさらに製品が必要になった場合も、新たに加工や製造が必要になった場合もスピーディに対応してくれます。

専門知識を持つ業者に委託すれば品質を確保できる

品質を保つという点でも、受託製造を利用するメリットは大きいといえるでしょう。とくに実績が豊富で信頼性の高い業者であれば、品質管理についてのノウハウやマニュアルも徹底されており、安定した品質で加工や製造を行ってくれます。

ただし受託製造では直接管理することができないため、詳細な仕様を決定して文書化したり、定期的に進捗状況や品質をチェックできる体制を構築したりと、依頼側での対策もある程度必要です。このような流れもスムーズに行ってくれる業者を利用すれば、委託してからの不安を感じにくいでしょう。

自社のリソースに左右されず常に安定供給ができる

自社で製造を行う場合、品質管理や設備の保守、トラブルへの対応などさまざまな負担が生じ、最悪の場合、製造のリソース不足が発生してしまう可能性もあるでしょう。こういったトラブルを回避するためにも、受託製造がおすすめです。

受託加工(製造)業者は、一定の品質の製品を安定供給してくれるという特長があり、社内のリソースに左右される心配がありません。リスクの分散という意味でも、ある程度外注も利用し、万が一に備えておきましょう。

POINT / ポイント

コストカットやリスク分散のためにも受託製造がおすすめ

受託製造なら品質の確保や安定した製造も可能に

機能性接着剤の受託加工(製造)で対応できる内容

「機能性接着剤の受託加工(製造)で対応できる内容」の見出し画像

機能性接着剤の受託加工(製造)では、さまざまな範囲に対応しています。業者によってその範囲は異なりますが、ここでは一例として業者が対応できる内容をご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

原材料の混合・分散

機能性接着剤の受託加工(製造)業者では、原材料の混合や分散に対応しています。さまざまな粘度域において、最適な設備を使用して行いますが、対応できる粘度や扱える原材料については業者ごとに異なるため事前に確認しておきましょう。業者によっては、少量の試作にも対応しているケースがあるため、希望に合わせた依頼ができる業者を見つけておくのがおすすめです。

品質検査

製造した製品の品質検査も、受託加工(製造)業者に依頼できる内容のひとつです。品質検査の方法は様々ですが、たとえば気泡や異物などが混入していないかを目視で確認したり、グラインドゲージを使用して粒度を測定したりといった検査に対応してくれる業者もあります。ほかにも粘度や引張強度や体積抵抗率などの品質検査を行ってくれるケースもあります。

パッキング・小分け

業者によっては小分けにも対応してくれることがあります。このような対応をしてくれる業者に依頼すれば、納品後に自社で小分け作業をする必要がないため、作業にかかる設備や人材のコストカットも叶えられるでしょう。小分けでほこりなどの異物混入リスクを抑えるためには、クリーンルームでの作業に対応できるなど、適切な環境を整えている業者が安心です。

POINT / ポイント

作業の範囲は業者によって異なる

自社の求める対応をしてくれるかどうかを事前に確認しておこう

機能性接着剤を委託するときの流れ

「機能性接着剤を委託するときの流れ」の見出し画像

機能性接着剤を委託する場合、ある程度流れを知っておいた方がスムーズに進めることができるはずです。ここでは、機能性接着剤を委託する際の一般的な流れをご紹介するので、初めて委託する際などの参考にしてみてください。

打ち合わせ

機能性接着剤を委託する際は、はじめに打ち合わせを行います。原料の種類や製造方法、製造量、容器の形態や検査項目などを細かに話し合い、どのように加工や製造を進めていくかを決めていきましょう。業者によってはWebでの打ち合わせに対応しているため、その場合は遠方からでも依頼することができます。

試作

打ち合わせで決定した内容に基づいて、試作が行われます。実際に試作することで、必要な設備や作業時間がわかるため、量産する場合の価格を明確に提示してもらえるようになります。なかには少量からの試作も可能など、柔軟な対応をしてくれる業者もあります。

契約の締結

試作で問題があった場合などは、再度打ち合わせを行い改めて試作を行ってもらいます。最終的に試作品や費用について合意ができれば、契約の締結となります。契約内容を確認し、必要な書類などを交わして契約を行いましょう。

量産の開始

契約の内容に基づいて、量産が開始されます。定期的に担当者との連絡を取り、進捗状況などを確認しておくと安心です。納品までの日数や支払いのタイミングなどについては契約時にしっかりと確認しましょう。

納品

製品が完成すれば納品となります。業者によっては小分けまで対応してくれるので、依頼すれば自社で小分けのリソースを確保する必要はありません。納品された製品は自社でもチェックし、問題がないかどうかを確認しましょう。

POINT / ポイント

受託する際の一般的な流れを把握しておこう

納得できるまで試作してくれる業者なら安心

製造委託とOEMの違いは?

「製造委託とOEMの違いは?」の見出し画像

外部に加工や製造を依頼する方法として、製造委託とOEMが挙げられます。この2つは似ているようですが、異なる特徴を持つ方法です。ここでは、製造受託とOEMのそれぞれの特徴をご紹介するので、その違いをチェックしてみてください。

製造委託の特徴

製造受託は、依頼元の企業があらかじめ決めた製品の設計や仕様をもとに、委託業者が製造を行う方法です。製品の品質や設計に深く関わることができるので、自社独自の製品を製造したい場合に適している方法でもあります。大きなメリットとして、依頼元の製造品質と同程度のクオリティを保てることが挙げられます。

そのため、仕様は決まっているけれど製造する設備や人材が不足しているというケースや、量産設備を持っていないケース、社内で取り扱いできない材料があるなどのケースに適しています。だからこそ、委託業者には幅広い素材を扱えることや、高い技術で柔軟に対応することなどが求められるのです。

OEMの特徴

OEMは、製造を他社に委託するという点では製造委託と同じですが、その製品を自社のブランドとして販売する仕組みまで含まれているのが大きな違いです。また、OEMは委託先の技術や設備を活用しながらも。製品そのものをブランド化することが大きな目的であり、製造工程の管理は委託先に任せます。

製品のマーケティングなどに力を入れたい場合や、自社に技術やノウハウがなくても製品を製造したいという場合はOEMが適しているでしょう。設備投資や人的なコストを抑えながらもブランドを強化できますが、自社に知識や技術が蓄積されにくいという特徴があるため、活用方法はしっかりと検討する必要があるでしょう。

POINT / ポイント

自社のリソース調整なら委託製造がおすすめ

それぞれの違いを理解し、最適な方法を選択しよう

自社に合った委託で、製品開発の効率を最大化させよう

機能性接着剤の加工や製造は、高い技術や豊富なノウハウを持つ受託加工(製造)業者に依頼しましょう。業者によって扱える原材料の種類や設備の充実度は異なるので、まずは複数の業者を検討し、自社に最適な業者を見つけてください。自社に合った対応をしてくれる業者を利用することで、製品開発やスケールアップの効率を最大化することが可能になります。

【PR】“スキマニーズ”に応える「室町ケミカル」の受託加工ソリューション

室町ケミカル株式会社のpr紹介文のメイン画像

機能性接着剤の受託加工(製造)を検討するフェーズはさまざまですが、とくに「限られたラインだけでリソースが足りない」「大型設備はあるものの少量の製造には対応できない」といった悩みが目立つ傾向にあります。

そんな企業ごとの”スキマニーズ”に応える柔軟性をもつ受託加工(製造)業者として「室町ケミカル」をご紹介します。

室町ケミカルの特徴を見る

投稿一覧アイコン【その他】機能性接着剤の受託加工(製造)業者一覧

  • 株式会社ルーラン
  • 寿化工株式会社
  • サフラン株式会社
  • 株式会社イソノ化学
  • 株式会社服部商店
  • ビッグテクノス株式会社
  • ケーエスエム株式会社
  • 株式会社ティー・エヌ・シー
  • 日本合成化工株式会社
  • 東特塗料株式会社
  • 小柳商事株式会社
  • ノガワケミカル株式会社
  • 新タック化成株式会社
  • 株式会社ジェーシーエス
  • フジモリ産業株式会社
  • 東洋化学株式会社

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